オイルポンプのスプロケットテンショナーやチェーンの故障による異音を解決するには?

2021-11-16

第一の問題:オイルポンプスプロケットテンショナーの故障による異音

エンジンのアイドリング時、キャブ内で「ジー」という共鳴音が発生します。このとき、車のリフトを上げ、聴診器でオイルパンに触れ、エンジンを始動すると車内から音が聞こえます。オイルパンを外したところ異常は見られませんでした。オイルバッフルの振動を疑い、バッフルを取り外しましたが、オイルパンを取り付けても異音が発生しています。このときオイルコレクターを外し、オイルポンプがオイルパンから直接オイルを吸い込めるようにしてください。着信音は消えました。

この異音の発生源はオイルポンプスプロケットテンショナーとオイルポンプスプロケットですが、この位置で聞こえる音は目立たず、振動がオイルコレクターに伝わります。

トラブルシューティングの前に、オイルポンプチェーンテンショナー、スプロケット、チェーンを交換する必要があります。



第二の問題:オイルポンプチェーンの故障による異音

エンジンアイドリング時にエアコンが入り異音が発生します。エアコンコンプレッサーの伝動ベルトを取り外し、エアコンをONにすることで異音を軽減しました。コンプレッサーの内部故障と推測されます。コンプレッサー交換後、異音の再検査を行っております。まだ存在します。リフトで車を持ち上げ、オイルパンの前面を聴診器で触ると異音が聞こえます。また、エアコンをつけると若干の異音があり、エアコンをつけると異音が大きくなります。

オイルパンの前部にはオイルポンプチェーンとスプロケットがあります。オイルポンプチェーンの異常が疑われます。エアコンをONにするとエンジン負荷が増加し、振幅が大きくなるため異音が大きくなります。

オイルパンを取り外すと、チェーンテンショナーのスプリングが比較的柔らかいことがわかります。オイルポンプスプロケット、テンショナー、チェーンを交換し、再度エアコンを入れると異音は消えます。不具合は解消されます。